ブクログ8号
こんにちは!いつも不定期になってすみません。
ブクログ8号です!
今後は週2回の投稿を目処にやっていきたいと思います。
最近よく耳にする「地政学」。アメリカと中国が世界の覇権をどのようにして手に入れようとしているのかも大きく関わってきます。
難しそうだな....私も最初はそう思いました。
しかし、ニュースや新聞で報道される国同士の武力ではない戦いを少しでも理解するため読みました。
LAND 対 SEA
これを見た人はえ?ディズニー?と思った人がいるかもしれませんが今回は少し違います。
世界の国は大きく分けて2タイプあります。
1つ目はユーラシア大陸内部の国々です。これらの国は陸上能力に長けていて、主に鉄道や道路を使った輸送を得意とします。
これをランドパワーといいます。
2つ目は海洋に囲まれている国々です。これらの国は海上能力に長けていて、主な海上輸送を得意とします。
これをシーパワーといいます。
これらの国々はランドパワーとシーパワーで常に対立しています。
分かりやすく言うと、ないものねだりってことですね。
どこで衝突する?
上で述べたランドパワー対シーパワーは世界各地で戦っているように感じるかもしれませんが、ある特定の地域での争いしか起きていません。
それは主にチョークポイントと呼ばれ、海洋を繋ぐ運河や海峡に集中しています。
やはり、国をまたいでの物流がメインになっているため運河や海峡を通ることが必須になります。
そこでの支配権や通行料を巡っての争いが頻発しているようです。
中国はどこまで成長する?
近年急成長を遂げ、世界第2位のGDPとなった中国ですがどこまで成長するのでしょうか。
個人的な意見としては、これ以上の成長はあまり望めないと考えます。
理由として1番大きいのは人件費の上昇による生産コストの増大です。以前であれば、安い人件費で商品を生産していたため、差額である利益が多く出ていました。
しかし、経済成長により生活レベルも上昇し、コストが多くかかるようになりました。
そのため、今ではmade in Chinaよりも東南アジアやアフリカ産が増加傾向にあります。
また、一人っ子政策により人口増加が頭打ちし、労働人口も減少になり、これ以上の生産能力の向上は難しいと考えます。
中国の打開策
中国はランドパワーを持つ国ですが、上で述べたように新しい策を繰り出し生き残らなければなりません。
そこで、中国は「一帯一路」という政策を掲げました。
簡単に言えば、陸路も海路も自分の国だけでやっちゃおう!ということです。
普通であれば、どちらかしか持たず、ないものは国間で交渉するところを、中国は1国でまかない輸送コストの削減や輸送の円滑を目的としています。
しかし、歴史上両方を欲した国はそこから失敗しており、心配の声が上がっています。
まとめ
地政学は私たちの生活にも大きく関わり、世界のパワーバランスが崩れると日本にも大きな影響をもたらします。
日頃流れているニュースをなんとなくでも聞いて、なぜ?という疑問を持つことが大切だと感じます。アメリカと中国はなぜ争ってるの?や日本の国境付近の島々はなぜ重要なのか?など考えられる種は多く存在します。
ぜひ、日頃から考えるくせを養ってみてください。